C型肝炎の基礎知識

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● C型肝炎とは


C型肝炎とは、肝炎を起こすウイルス(C型肝炎ウイルス)の感染により、6ヵ月以上にわたって肝臓の炎症が続き、細胞が壊れて肝臓の働きが悪くなる病気です。初期にはほとんど症状はありませんが、放置しておくと、長い経過のうちに肝硬変や肝がんに進行しやすい病気です。

現在わが国には200万人とも300万人いるとも言われています、C型慢性肝炎の患者さん、あるいは本人も気づいていないC型肝炎ウイルスの持続感染者(キャリア)が多数(自覚症状やキャリアだ自覚してない人が75%)いると推測され、“21世紀の国民病”とまでいわれています。
● 検査を受けたほうがいい人とは

以下の項目に1つでも当てはまれば検査を受けてください。

@1992(平成4)年以前に輸血を受けた人

A大きな手術を受けた人

B長期に血液透析を受けている人(15-20%が感染しているとの報告もある)

C輸入非加熱血液凝固因子製剤又は同等のリスクの製剤を投与された人

D血液製剤の一種「フィブリノゲン」を1994年以前に投与された人

E臓器移植を受けた人

F注射針による薬物濫用者、入れ墨をしている人

Gボディピアスを施している人

H往診や予防接種などの際、使い捨て注射器でない器具により注射を受けたことのある人

IGOTやGPTなど肝機能の異常を指摘されている人

J血小板が低い人(180,000以下)

(注)@2001/5 旧ミドリ十字の血液製剤の一種「フィブリノゲン製剤」は1980年以降285,000人に使用され、3%(8,500人)が肝炎を発症していると推定されると報道された。A厚生労働省は、2002年3月、血友病以外で非加熱製剤の投与が確認された患者の内、52%がC型肝炎ウイルスに感染した疑いがあると発表した。厚生労働省は2004/12 フィブリノゲンを使用したとされる医療機関6,611病院を公表した。
● 検査方法について

保健所や病院でC型肝炎の検査をしてもらいましょう。最近は人間ドックなどで検査項目に含まれることが多いです。HCV抗体が(−)であれば問題ありません。

自費でも検査費用は2,000円程度で済みます。


尚、通常肝機能検査に使われるGTP、GOT、γ−GTPの数値だけでは、肝硬変の検査にはなりません。
またC型肝炎に感染していてもGOT/GPTは正常であることが多いですので、
さらに保健所や病院で精密検査を受けてください。


※注意:HCV抗体検査が陽性と出た場合は”C型肝炎ウイルスが過去体内に侵入した”ことの証明になりますが、現在C型肝炎を発症しているかどうかとは別問題です。急性肝炎を自然治癒した人が約40%近くもいるからです。治癒した人も検査すれば陽性がでて、抗体検査陽性=C型肝炎⇒肝硬変⇒肝臓ガンではないのです。抗体検査が陽性と出た場合は専門医を受診し、現在本当にウイルスが存在するかの精密検査が必要です。
● 治療法について
C型肝炎の患者さんの治療は、病気の活動度や進行の状態によって方法や効果などが違います。
インターフェロンや、、免疫調整薬、肝庇護薬、リバビリン(抗ウイルス剤)を用いる場合、これらの薬による効果は、ウイルスの遺伝子型(ジェノタイプ)や量によって差があります。

副作用(脱毛、うつ症状、目が見えにくくなる)や高額な医療費などの問題もあります。そこで、治療薬や治療方針の選択については専門の医師による判断が必要です。

一般にインターフェロンによりC型肝炎ウイルスの排除(治癒)に成功するのは、全体では30%前後です、リバビリンを併用した場合には40%前後といわれています。

 インターフェロンやリバビリンでウイルスを排除できなかった場合でも、肝酵素(ALT、AST等)値が正常範囲を超えて上昇している場合には肝臓を庇護(ひご)する治療を行います、

肝臓の細胞が損傷されることを抑え、肝臓の線維化を防ぐことで、肝硬変や肝がんになることを予防したり、遅らせたりする治療が行われます。

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